ピアノを習っていてもコードは苦手という方も多いですが、コードはパターンさえ身につけてしまえば意外とシンプルです。
最初は少ないパターンでも良いのでチャレンジしてみると、驚くほど様々な曲の伴奏が弾けるようになるだけでなく、クラシック曲を弾くときの左手の動きが理解しやすくもなります。
ピアノのコードを使用するメリットと簡単な覚え方についてまとめました。
コード弾きのメリット
ピアノのコードはC、D、EやAm、G7といったアルファベットと数字です。
伴奏形を左手で弾くときにクラシックであれば書いてある通り正確に弾くので、誰でも作曲家が考えたとおりの伴奏になります。
その点コードはCが低い音からドミソであってもミソドであっても間違いではないので同じ曲でも弾く人によって伴奏がかわるのです。
1つのアルファベットで3~4つの音が詰め込まれているので、クラシックの曲であれば2ページ使うような楽譜でも1ページにまとめられることも魅力です。
流行のポップス曲がのっている雑誌を購入したことがあればご存知とは思いますが、多くのピアノ雑誌やバンドで使う楽譜は伴奏がコードで書かれています。
ある程度ピアノの基礎がついたら、コードの勉強をしておくと弾ける曲のレパートリーが増えます。
また、コードは和音をアルファベットで表したものなので理解するとクラシックの楽譜を見てコードに置き換えられるようになります。
実際に弾くときには楽譜通りですが、コードがわかっているとそのフレーズで強調すべき音が明確になったり、指や手首が無駄に大きい動きをしていることに気づくこともあります。
ピアノを始めたばかりの初心者でも、最低3つの主要和音を覚えておけばいきなり曲の伴奏を弾くこともできる気軽さがあるコードですが、上級者は数あるコードのバリエーションを使ってオリジナリティ溢れる伴奏を弾く奥深さも魅力です。
コードの簡単な覚え方
コード弾きの初心者は覚えることが多いのではないかと警戒しますが、最初から全てのコードを把握する必要はありません。
Cdur(Cメジャー)の曲であれば最低覚える和音(コード)はC、F、G7です。
ピアノコード早見表を使った覚え方では、使う和音と押さえる鍵盤がわかりやすく乗っており、弾く音を探すのが簡単です。
多くの楽譜はメロディーとコードが乗っていますので、使用するコードが少ない曲からチャレンジして様々な基本のコード進行を試しましょう。
弾き方は分散して4分の3拍子をド・ミソ・ミソ、ド・ミソ・ミソのように弾いたりアルペジオでド・ミ・ソ、ド・ミ・ソと弾く方法もありますが、練習を始める最初は3つの音を同時に弾いて、手の形を身体に染み込ませる覚え方が簡単です。
和音を同時に弾ければそこからのアレンジは簡単にできます。
まとめ
コードは日本の流行でよく使われる進行、海外の音楽で好まれる進行など同じ流れでできている曲も沢山あります。
1曲コードで弾けるようになると同じ進行の曲が一気に何曲も弾けるようになるので、曲を聴くときにどんなコード進行の曲なのか意識するようにすると初見能力も上がります。
様々な調の基本的なコードを先に身に付ける覚え方で、すこしづつ演奏の幅を広げましょう。
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