ピアノの練習が大変に感じたら見直すべき練習の仕方

ピアノは毎日練習しましょうとは言われても、実際に毎日何時間も練習するのは大変なことです。

もちろん今弾いている曲を毎日すべて練習できればベストですが、大変すぎてピアノが嫌いになってしまえば余計に辛くなるだけです。

また、楽しんでピアノを練習しているときには上達も早くなりますが、辛いと思って練習をしていると集中力が散漫になってペースも落ちてしまいます。

ピアノが大変に感じたときに見直して欲しい、練習の仕方についてお話します。

練習が大変になる原因

練習時間が大変になる原因の一つには、練習時間の確保が難しいことがあげられます。

1回の練習時間が短ければ難しい曲や長い曲を弾くようになると曲がなかなか進まず、練習時間は自然と増えていきます。

ピアノを始めたばかりであれば1日30分の練習でも十分ですが、ブルクミュラー、ソナチネ、ソナタとステップアップすると指の準備運動だけで30分かけている人も大勢います。

そこから教本を30分、レパートリーを30分と考えると少なくとも1時間半は確保しなければならず、練習時間が長い音大生などは1日に8時間練習するという人もいます。

仕事や学校が終わって疲れている、帰りが遅くなって音を出していい時間までが短い、他にもやりたいことがあるときには練習が億劫になりがちです。

また、練習時間が長くなると途中で集中力が切れて思うように指が動かなくなってしまうこともあります。

最初からやる気が起きない日は、指の運動でハノンを弾き始めてすぐに集中が切れるという人もいます。

時間がないのに練習しなければならない、他のことをしたいのにピアノの練習をしなければならないとストレスが溜まるような状態が続くと、ピアノが大変に感じてしまうようになります。

練習の仕方を見直す

ピアノが大変だと感じた場合、自分の生活に合ったメリハリある練習方法に切り替えましょう。

有効な練習方法は…

・練習時間はあらかじめ決めておく

・練習時間を短くして他の趣味やテレビを見るなど、ピアノ以外のことに重点を置く日を毎週同じ曜日設定しておく。

・指の練習、教本、レパートリー曲の順番を変える

ピアノの練習をしていると、自分の納得するまで弾きたい気持ちが出て何度も弾きなおすことも多くなります。

時間がある休日は思う存分弾けますが、仕事や学校から帰った後の短い練習時間に最初の曲から何度も弾きなおしをしていると他の曲まで手がまわらなくなってしまいます。

また、弾きなおしをしても集中力が散漫になっていれば何度弾いても同じミスを繰り返してしまうので、時間を決めて、なぜミスしたのか手の形や動きをチェックしながら時間を決めて練習するようにしましょう。

毎日帰宅後に練習していると上達しますが、それだけで一週間終わってしまうと大変だと感じる方は一週間に1日、練習時間が短い日を設定しましょう。

練習時間を短くするときにはハノンとレパートリー曲を弾いて教本は翌日多めにするなど、指練習プラス1曲にする方法がオススメです。

毎日練習している方は練習する順番を決めている方も多いですが、指の練習をした後の教本とレパートリー曲の順番を変えるだけでも効率が上がります。

ブルクミュラー、ソナチネ、ソナタなどの教本とレパートリー曲はどうしても練習時間が長くなるので、次に弾く曲は集中力が少し落ちた状態で練習しがちです。

ハノン→教本→レパートリー、もしくはハノン→レパートリー→教本の順番が毎回かわらないという方は、指練習→譜読み中の曲→弾きこみたい曲の順番に替えてみましょう。

まとめ

ピアノを弾くのが楽しくて、毎日何時間練習しても全く大変じゃないという方は本当に稀です。

大変だと思う気持ちが大きくなりすぎないように自分で調節して、長く続けていける方は上達します。

練習が大変になってしまったら、一度今の練習方法を見直すことをオススメします。







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