大人でも子供でも、最初は簡単なことから始まるピアノは1ヶ月くらいはストレスなく楽しみやすい時期と言えます。
曲の長さも短くペースが早いため、このまま上達のペースが落ちないで楽しく練習したら来月はこのページが練習できそうだと先の楽譜をワクワク見ていられるそんな時期…
しかし、練習開始から1ヶ月したころには、半年後、1年後にピアノを弾くネックになる問題も段々見え始める時期なのです。
ピアノ初心者が1ヶ月後に気をつけるべきことについてお話します。
練習開始1ヶ月後の状態
初めてピアノを練習し始めてから一年以内は比較的練習意欲が自然とわいてくる時期ではありますが、練習したいけど練習できない日や、進みたいのに進めないといったもどかしさもあります。
ピアノのレッスンに通っている場合、1ヶ月のうちに自分が何曲練習をしてもレッスンの30~1時間のレッスンで先生に見てもらえる曲数にはかぎりがあるのです。
練習時間の確保にも慣れていないので、弾きたい時間帯に弾きたい分を練習する場合も多く、練習の習慣づけにならない場合もあります。
早い時期から毎日練習する時間を決めたり、何分練習すると決めておくことが大切です。
特に子供の場合は、レッスンに行き始めるまでや1ヶ月程度で弾けたことに満足してしまって、急に練習をしなくなることがあります。
また、曲も短くてすぐにミスなく弾けてしまう大人の場合、何度も同じ曲を弾いて身に付けるべき指の動きが身につかないまま先に進んでしまうことがあるので最初の簡単な曲をじっくり練習する必要があります。
独学のピアノ初心者は特に、自分が弾けたと思えば次の曲にどんどん進めてしまうので注意が必要です。
どう練習すればいいか
子供のピアノレッスン開始から1ヶ月後に練習習慣が付いていない場合、なるべく早くから毎日練習をさせるようにしましょう。
とはいえ、疲れているときや遊びたいときに無理やり長時間練習をさせようと思ってもうまくいかないので、疲れの少ない早めの時間に10分でも練習時間を設定します。
幼児や小学校低学年のうちは1人で練習するよりも、保護者がとなりに座って褒めてあげながら練習をする方が効果的です。
大人初心者の場合、1ヵ月で進みすぎると曲が難しくなってきたときに指使いがわからなくなってしまったり、リズムが間違ったまま弾いてしまうなど急に壁を感じることがあります。
ミスなく弾けても1曲は必ず5回弾く、1日の練習時間は1時間など制限をしたり、教本がだいぶ進んだと思ったら何曲も前の曲に戻ってもう一度練習をするなど繰り返し練習をするようにしましょう。
教本だけでなく、今弾いている曲と難易度があまり変わらない有名曲や、タイトルがついている華やかな曲が載っている楽譜を併用して練習するのも効果的です。
まとめ
練習時間を制限したり、一曲ごとに時間をかけていると同時期に始めた人や、昔から練習をしていた人と差が埋まらないと焦るピアノ初心者もいます。
ただ、毎日の練習習慣や反復練習が身に付くと難しい曲を弾くようになったときに、素早く対応ができるようになるので長い目で見たら有効なのです。
ピアノは曲が難しくなるほど無意識に指や身体が動いてくれないと先に進めなくなるので、初心者のうちから短距離走のスタートダッシュではなく長距離走の感覚で練習するようにしましょう。
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