ピアノの練習をする気持ちがあるのにすぐに楽器に触れられない、夜で音が出せないという経験はありませんか?
せっかくなら練習したい気持ちのときに音が出せるのが一番良いのですが、毎回自分の練習したいときに音が出せるわけではありません。
ピアノを使った練習ができないときには思い切って休むのも一つの手ではありますが、練習できないときが何日も続いてしまうとコツコツ練習するという習慣がつきにくくなってしまいます。
何日もピアノに触れられない旅行や、仕事の帰りが遅い期間にできることをまとめました。
音が出せないときにしないほうが良いこと
ピアノは毎日練習することで難しい曲を弾けるようになったり、引き込めば暗譜で弾けるようになります。
何度も繰り返すうちに身体が次にどこを弾けばよいのか身体で覚えてくれるからです。
1度覚えたことは無意識のように指が動いてしまうので、みなさんも間違えて覚えた部分を直すのが難しかった経験があるのではないでしょうか。
鍵盤の幅がピアノと違うもので練習をしてしまうと、指に癖がついてしまうこともあります。
指のタッチが全然違うことは意識していても、「譜読みだけだから大丈夫」と考えている方は要注意です。
ピアノを使って練習できないときに、紙の鍵盤を使った譜読みやミニキーボードを使った練習をするのはオススメできません。
練習できないときこそ力をいれたいこと
練習できないときに指の運動をしておくのも良いのですが、長期間練習できないときはその時間で次の3つのことをしてみましょう。
・作曲家や作曲された時代について調べる
・用語を見直して曲のイメージをつくる
・左手を分析する
演奏の上達には楽譜が弾けることはもちろんのこと、曲の理解が不可欠です。
楽譜が簡単な曲でもプロの演奏が素晴らしく聴こえる理由の一つでもあります。
例えば、バロック時代に作られた曲は当時ピアノではなくチェンバロで演奏されていました。
ピアノと違い、音が長く響きつづけたり強弱をつけるのが難しい楽器なので作曲家はそれを補うような曲づくりをしていることもあります。
時代によって弾き方に特徴があるので本を読んだり、インターネットで調べることも重要です。
また、楽譜に書いてある音楽用語も曲の表現に重要ですが、ついつい調べるのが後回しにされがちです。
まだ調べていない用語があれば練習できない時間を利用して調べておきましょう。
主に左手で演奏される伴奏も、見直すと思わぬ発見があることもあります。
アルペジオを分散させずに一つの和音としてもう一度見てみると、難しいと思っていた指使いが明確になりスムーズに弾けるようになります。
まとめ
練習したいのに練習できないというときには、発想を転換させて「練習できるときにしないこと」を探してみましょう。
最近では作曲家について詳しく掘り下げた記事や、音楽用語の一覧があるサイトもスマートフォンなどから見ることができます。
ピアノのことを思い出したら、わずかな時間でも有効に使って曲の知識を深めましょう。
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