ピアノを弾くことが好きでも、楽典の本を読んで音楽理論を学ぶのは苦手という方も多いのではないでしょうか?
趣味で楽しみたいだけだからわざわざ難しい本を読んで勉強なんてしたくない、もしくは演奏上達に音楽理論は必要ないという方もいらっしゃいます。
しかし、趣味でクラシック音楽以外の曲を弾く場合も、音楽理論を取り入れて損はありません。
音楽理論を勉強する方法と、なぜ演奏の上達に音楽理論が必要なのかまとめました。
音楽理論を学ぶメリット
音楽理論で一番重要になるのは楽典です。
基本的な音符の読み方や意味などはもちろん、楽典の本には「楽譜には書かれていないけど当たり前のきまり事」のようなものが多く書かれています。
例えばクラシックで4分の4拍子を弾く場合にはアクセントがついていなくても、強・弱・中強・弱で弾くなどは、独学で楽典も意識しなければ気づかない部分です。
反対にクラシックのアクセントを覚えていても、同じようにジャズを演奏してしまうとスイングがない、のりきれない演奏になってしまいます。
アクセント一つをとっても、楽典を学ぶことで演奏に違いが出ますので調や音階の知識が増えることでより本格的な表現が可能になります。
また、曲をアレンジして演奏したい場合にも非常に役立ちます。
簡単なことから理解する
音楽理論を学びたいときに役立つのが楽典の本と、音楽ワークブックです。
本を読んで理解するだけでも読まないより良いのですが、すぐに頭から抜けてしまいます。
ピアノは毎日何十曲と新しい曲を弾けるようになるわけではないので、得た知識を活用すべき曲にさしかかったときに忘れてしまっていることも多いのです。
書店や楽器店では子供向けのワークだけでなく、初心者用に分かりやすく解説された音楽理論の本やワークが沢山あります。
問題集が併用された楽典の本もありますが、問題の難易度が急激に上がっていくのでワークは別に用意したほうが挫折しにくいです。
音楽理論を理解して上達に使える「生きた知識」にするには、しっかりと理解できたかワークで確認する方法が有効なのです。
まとめ
曲を弾けるようになった、上達したと感じるタイミングは人それぞれちがいますが、演奏者によって表現が違うのもピアノの魅力です。
ただ楽譜通りに鍵盤を叩けるようになった段階では、ゲームセンターやテレビゲームの「音ゲー」とさして変わりはありません。
ピアノで自分なりの表現をしたり、アレンジをすることで生きた音楽になって心に響くのです。
たとえ趣味のピアノでも音楽理論を学ぶことで演奏が上達したり、楽しみが広がるので1度取り入れてみてはいかがでしょうか?
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