名曲をピアノコードで弾くときの3つのコツ

伴奏やバンド演奏でピアノを弾くときにかかせないコード。

名曲と呼ばれる感情豊かな曲をコードで弾くときは、ただ和音を弾いているだけではものたりなく感じてしまうこともあります。

しかしコードは基礎さえわかっていれば、情熱的な部分は激しく、悲しい部分はやさしくと自分で考えて表現することができます。

ピアノをコードで弾いて聞き手に思いを伝えたいときのコツをご紹介します。

コード弾きでできること

名曲をそのままのニュアンスで弾きたいときに重要なコツは3つあります。

・強弱をしっかりつける

・間を大切にする

・イントロとサビは違う弾き方にする

コードの楽譜にはクラシックのように細かい記号が書かれていない場合もありますが、大切な部分で盛り上がりたい場合は曲全体を通して強弱を考えておきます。

そうでないと、普通の強さで弾き始めた曲が段々盛り上がっていくうちに、ピークを迎えたいはずのサビが埋もれてしまう可能性があります。

また、鍵盤を叩くときは1小節の中でもアクセントをつける部分があります。

アクセントが自然とつけられるようになると、演奏にメリハリがついて躍動感のある音楽になります。

コードで弾くときに和音で弾く練習はとても有効ですが、曲によっては平坦なピアノに聴こえてしまいます。

優しい部分は和音を分散してアルペジオでひいてみたり4分の4拍子なら全音符や2分音符でゆったり弾き、サビの盛り上がりで8分音符の細かい伴奏にすると迫力が出るなどその部分にあった弾き方を探しましょう。

間の取り方

バンドや伴奏で誰かと一緒に演奏をするとき、慣れていないと難しいのが演奏の間です。

ピアノは一緒に演奏する人の間に自分が合わせてあげなければならないことも多い楽器です。

ピアノを弾いている自分ではうまく弾けたと思っていても、一緒に演奏している人が「タイミングが会わない」と感じていることもあります。

特に歌や管楽器、木管楽器の伴奏をするときは相手の呼吸に意識して間をとる必要があります。

コードで弾くときにずっと同じテンポで弾いていると、ノンブレスで長く音を出したあとの呼吸はどうしても間に合わなくなってしまうのです。

相手と合わせて間をとるコツは、1度自分でも歌ってみてブレスをする場所で一緒に息を吸ってみることです。

まとめ

名曲には素晴らしい歌詞がついていなくても、人の心を動かす音楽があります。

特徴的なリズムや間、盛り上がりを大切に弾くとその魅力がより引き出せるのでコードで弾くときにも取り入れてみましょう。







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