大人の趣味でピアノを始めた方や、レッスンでレパートリーを増やしたい場合に役立つピアノコード。
ピアノコードのコツを知ってしまえば、コードの楽譜を演奏するだけではなく、左手がヘ音記号の楽譜で記入されているクラシックの楽譜も自分でアレンジをすることもできます。
また、本当はすぐに弾けるようになりたい流行りの曲を楽譜道理にひくのが難しい場合も、自分で簡単なアレンジをしてすぐに練習をすることもできます。
曲が簡単にアレンジできるピアノコードのコツについてご紹介します。
ピアノコードとは
映画音楽やJポップなど流行りの音楽だけでなく、保育や介護現場で使用されている楽譜に記入されているAm、C、といったアルファベット記号をコードといいます。
クラシックの楽譜では基本的に伴奏が楽譜に書かれているので、その通りに練習をして弾くのですがコードで示されているのは伴奏で使用する和音です。
慣れるまでは楽譜で音が書かれている方が弾きやすいのですが、コードを覚えてコツがつかめると1曲だけでなく、コードで書かれた様々な楽譜に対応することができます。
そのため、短期間で何曲も弾かなければならない場合や即興的に演奏する時にはコードが非常に有効なのです。
また、コードは使われている和音さえわかれば自分で書き起こすこともでき、どのように弾くかは演奏する人がアレンジを加えることもできます。
アレンジのコツ
コードを弾くときに便利なのが、コード早見表です。
インターネットで無料ダウンロードができるものもあり、使われる和音が「楽譜」「鍵盤」「コード」でまとめられています。
まずは今持っている簡単な楽譜の伴奏をコードに直してみましょう。
楽譜を1小節ごとに見て、使われている音を五線ノートに和音として書き出し、早見表から探してみてください。
分散和音などで指をバラバラに動かす場合でも、1小節で使われている音をまとめると和音が浮き上がってきます。
その和音を弾いてみて音がぶつかる不協和音になってしまうようであれば、1小節ごとではなく2拍で区切ると和音が2つで構成されていることもあります。
簡単な楽譜の伴奏部分だけを練習し、慣れたらメロディーをつけます。
ただ、これだけでは和音とメロディーだけで曲の流れが平坦になってしまうので、同時に弾く和音、分散和音、8分音符で細かくスタッカートで弾くなど様々な伴奏形態を試してみましょう。
伴奏部分を簡単にアレンジができるようになったら、メロディーに装飾音をつけたりリズムを変化させてみましょう。
メロディーはコードで使用されている音以外を使うと不協和音になってしまうこともあるので、不協和音はアクセント程度にとどめるのがコツです。
まとめ
コードは何曲も弾いているうちに自然と身に付きます。
まずは簡単な曲で数曲練習をして、自分が気になる曲に取り掛かるようにしてみましょう。
それぞれの曲で「この部分だけは残しておきたい」という特徴的な部分を取り入れることで、さらにクオリティの高いアレンジができるようになります。
元の曲をしっかり捉えることも、コードのアレンジのコツです。
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