ピアノと何年も付き合っていると曲は難しくなり、練習時間も増えます。
自分に効果的だと思える練習方法が確立できていないと、何時間練習をしてもあまり進んでいない気がしたり実際に効率が悪い場合もあります。
特に両手弾きで曲を最初から最後まで通して弾く段階では同じ部分をミスしたり、先に進めないイライラから集中力がきれてしまうといったことになり効率的ではありません。
両手弾きになったときに変な癖がつきにくい練習方法をご紹介します。
基本は細かく分けること
ピアノの練習は何度も繰り返し弾くことで感覚を覚えるので、右手と左手の両方が別々に弾けるようになってから両手で弾くようにしましょう。
普段から片手づつの練習方法をしていても、両手の練習をする段階になると多少のミス程度では両手でそのまま弾くという方も多いのではないでしょうか?
あまりにミスする部分が多くつっかえるようであれば、1度片手づつ弾き直してから両手に戻しましょう。
また、いきなり曲を最初から最後まで弾いているとミスした部分が曖昧になったり、弾き直すときについ忘れて同じ失敗を繰り返してしまうこともあります。
曲を通して弾くと気持ちも入りやすく、練習の中でも楽しんで弾ける工程ではありますがミスをした部分をピックアップして4小節の練習や周辺の8小節だけを弾く練習方法が効果的です。
曲の最初から弾きなおさない
1人でピアノの練習をしていると、少しのミスで立ち止まってしまっても自分のペースで好きな部分から練習を再開することができます。
かといって毎回ミスタッチをするたびに曲の冒頭まで戻ってしまうと、いつまでたっても先に進むことができず自分が弾ける場所だけ何度も弾いてしまうことになります。
曲の中盤まで弾いてからのミスタッチは、まずミスした部分を明確にしてその2小節を右手と左手にわけて正しい指使いで弾けるようにしましょう。
2小節がしっかり弾けるようになったら更に2小節前から4小節を弾き、ミスしなくなってから1フレーズつなげて弾く練習方法がおすすめです。
何度も間違えて練習をしていると、間違った指使いが癖になってしまうので最初からインテンポで弾くのではなく、ゆっくり弾くようにします。
テンポは遅すぎても速すぎても「弾けたつもり」で本当はよくわかっていない部分が増えてしまうので最終的にはインテンポの練習をする必要があります。
ページの半分づつでも良いのでメトロノームに合わせて練習します。
まとめ
特に長いピアノ曲を練習するとき、細かく丁寧に進むと時間がいくらあっても足りない!効率的ではない!と思われるかもしれませんが、ミスタッチの癖を直すには更に時間がかかってしまいます。
表現をつける段階になると今までなんとなく弾けていた部分がつっかかってしまうので、譜読み段階にしっかり時間をつかった練習方法にしてみましょう。
指使いの難しい部分をしっかり練習しておくと、今練習している曲だけでなく新しい曲にチャレンジするときにも滑らかに弾きやすくなるでしょう。
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