コード譜を読むことはポピュラーやジャズ系の音楽をピアノで弾きたいとき、歌の伴奏などでは必須とも言えます。
子供のころにピアノのレッスンに通っていた方でも、意外と使いこなしている人も少ないコード譜の弾き方をまとめました。
コード譜とクラシックの譜面の違い
大人になってから趣味でピアノを始めるとき、クラシックの教本ばかりではなかなか自分の弾きたい曲を弾くまでたどりつけません。
また、短期間で多くの曲を弾けるようになりたいとき、弾き歌いをしたいとき、アレンジをしたい時にも有効なのはコード譜です。
クラシック音楽の譜面とコード譜の違いは楽譜を開けば一目瞭然です。
クラシック音楽の譜面にはメロディーパート、伴奏パート、テンポ、強弱、リピートなどが描かれており、作曲者が演奏者に伝えたいことは譜面にあります。
コード譜に書いてあるのはメロディーパート、コード、強弱、リピートなど文章で見るとあまり変わらないように見えますが、クラシックの伴奏とコードは全く別物です。
とくに伴奏部分は、クラシックの場合ド・ミ・ソとばらばらに弾くように書かれていた場合にはその通りばらばらの弾き方をします。
コードの場合ではド・ミ・ソではなく「C」とだけ書かれています。
Cはド・ミ・ソを使って弾く伴奏ですが、この3つの音が使ってあればドミソを別々に弾こうが、いっぺんに弾こうが演奏者の自由なのです。
コード譜の弾き方で重要なポイント
伴奏がすべて音符で書かれている楽譜と違い、コード譜は理解さえすれば楽譜がなくてもメロディーに伴奏をつけることができます。
そのために必要なことは主に4つ。
1.コードの種類を覚える
2.伴奏の弾き方の種類を覚える
3.コードの進行を理解する
4.コードを見てすぐに対応できるようになる
コード譜を初めて弾く人でも一瞬で覚えられるコードは先にも述べているド・ミ・ソで構成された「C」です。
ただ、言うまでもなく音楽はドとミとソだけでできているわけではありません。
レ・ファ・ラなら「Dm」、ミ・ソ・シなら「Em」など音の組み合わせで名前がついており、メロディーに合わせてそれに合うコードをつけていくのです。
全てのコードを覚えてから弾こうとしたら大変なので、使うコードの少ない曲から弾いてみることをおすすめします。
また、伴奏をド・ミ・ソ・ド・ミ・ソとばらばらに弾くのか、一緒に弾くのか、跳ねて引くのか伸ばして弾くのかなど、弾き方によって曲の雰囲気がかわります。
慣れてきたら一つの曲を様々な弾き方で楽しみましょう。
コードが書かれている楽譜に慣れてくると、この「C」の後は「F」を弾くなど、メロディーから音楽の流れのパターンがわかるようになります。
ピアノの鍵盤を実際に弾くときには、どの指で弾けば次のコードにスムーズに移行できるかも重要になります。
まとめ
コード譜を理解したら、あとは何回も練習をすることが大切です。
コードで使う音がわかったとしても、ピアノの鍵盤を弾くときにどの指を使うのかいちいち戸惑ってしまえば音楽になりません。
何度も練習をして、指の形を覚えましょう。
ピアノのコード表はインターネット上にもあがっていますが、楽譜売り場には初心者がコードを覚えやすい簡単な曲の楽譜があるのでまずはそこから始めることをオススメします。
簡単でも1曲弾けるようになると練習のモチベーションが上がります。
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