高校や大学と、音楽が好きな友達や知り合いが増えたり自分に好きな曲ができるとピアノに興味が出たという方もいます。
20代にもなるとピアノが弾ける知り合いは、とても難しそうな曲を弾くようになっていたり…
ただ、安心してください。
初心者が20代になってからピアノを始めたとしても、必ず上達します。
むしろ、大人になってから始めたからこその楽しみもあるのです。
20代のピアノ初心者のメリット、始めにするべきことをまとめました。
20代でピアノを始めるメリット
20代でこれからピアノを始める初心者には、子供のころから始めた方に圧倒的に勝るものがあります。
それは楽譜を読むための理解力と興味です。
残念ながら絶対音感のような音楽的な感性は子供のうちしかつかないと言われていますが、子供は逆にピアノの基礎を学ぶことに時間がかかります。
例えば、音楽的な感性がつくといわれる3,4歳の子供はピアノ教室で「ド」の場所を探すところから始めます。
ピアノの先生が言葉でヒントを与えても、すぐに理解ができないため子供によっては20分や30分は軽くかかります。
また、幼少期には集中力が続きません。
よっぽど楽しい時間でなければ30分同じことを続けるのは大変な時期なので「ド」が見つかるまでさせると飽きるのです。
子供は本人がそれほど音楽への興味ができないうちにレッスンへ通うことになる場合も多いため、練習のモチベーションを保つのが難しいともいえます。
20代以上からピアノを初めて続かない原因は、時間の確保が難しくなったり、学校や仕事の疲れ、レッスンに通う経済面などがありますが、どれも対処することができます。
ピアノ初心者が始めにするべきこと
ピアノ初心者がまず始めにしなければいけないのは、環境を整えることです。
レッスンに通うのであれば、無料の面談や体験に申し込んで教室を探しましょう。
レッスンに通うことで表現の技術を磨くアドバイスをもらえるのはもちろんですが、レッスン前には「練習しなきゃ」と気合が入ります。
レッスンに行くか行かないかに限らず、ピアノを弾けるようになるために最低限必要なものは、鍵盤楽器、楽譜なのでその2つは必ずすぐに用意しましょう。
家にピアノがあればその楽器を使えば大丈夫ですが、できれば調律をして正しい音に直して使うことをお勧めします。
また、日中練習することが難しい場合、費用はかかりますがピアノにサイレント機能を付けてヘッドフォンで練習する方もいます。
大人が自宅練習するのに使う楽器で最もポピュラーな鍵盤楽器は電子ピアノです。
キーボードは低価格で気軽に用意することはできますが、指の力加減で表現するピアノとは違い、指での表現が難しい楽器です。
初期費用をあまりかけずに始めたいところではありますが、ピアノを上達したいのであれば練習でのストレスをいかに少なくするかが重要になります。
鍵盤数が足りない、鍵盤の幅が狭い、鍵盤が軽い、指がすべる、練習前に楽器を運ばないといけないといったささいなことでも、練習への集中力、継続に大きな影響があるのです。
楽器が用意できたら、楽譜を用意しましょう。
レッスンに通う場合は、先生によって指定する楽譜が異なりますので相談をしてみて下さい。
独学の方が用意する楽譜は、クラシックが弾きたいのかポピュラー音楽やジャズが弾きたいのかでも違います。
どちらにしても、基礎となる教本1冊と、曲が入っているレパートリーの楽譜を両方用意することが好ましいです。
購入に抵抗はあるかもしれませんが、20代から始める初心者の方にオススメしたいのは子供用のバイエルです。
子供のバイエルは挿絵や噛み砕いた説明のため、独学で始める方が用語など調べなくても進むにつれ自分で理解することができます。
レパートリーは「バイエル併用」と書いてあるものならすぐに弾けるようになるので、大人用の簡単なものからトライしましょう。
コードで弾けるようになりたい方は、初心者用のコード練習曲がいくつも入っているコードの本を用意することをおすすめします。
まとめ
ピアノは始めるのが遅くても、必ずある程度まで弾けるようになります。
会社を定年退職してからピアノを始め、ピアノの大曲を弾けるようになる方も大勢います。
ただ、集中力がないまま練習をしたり、練習しない日が多ければなかなか納得いく曲は弾けるようになりません。
ストレスを感じないで楽しく練習できることがピアノの上達の鍵です。
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