ピアノの導入教材の定番?大人も教本を使うべきか

子供のピアノレッスンでは導入の教材にバーナム、バイエル、ツェルニーといった教本や、独自の導入教材を使って練習をしていきます。

しかし、大人になってからピアノを始める場合、自分で弾きたい曲がクラシックのピアノ曲ばかりとはかぎりません。

童謡や唱歌の伴奏、ポピュラー音楽、ジャズなど、自分の好きなジャンルを選んで練習をしたい場合が多いのです。

では、好きなジャンルを重点的に練習したい場合でも定番の教本を使うメリットはあるのでしょうか?

大人になってからピアノを始める初心者が、効率的に上達する導入教材についてまとめました。

導入で用意する教材は2種類

子供のピアノ教室や大人のピアノ教室だけでなく、楽器のレッスンでは少なくとも2種類の教材を併用して使います。

一つは演奏の基礎をつけるベースとなる教本で、もう一つは耳なじみの良い曲が入っている曲集です。

ピアノ初心者が導入で使う教本は、基本的に簡単で短い曲から無理なくステップアップできるように作られています。

何度も弾いているうちに楽譜を読む早さがあがったり、正しい指の動きや身体の動きが身につきます。

使用される楽譜は弾いてみると地味なものが多いため、上達した実感がわかなかったり物足りなく感じ、人によってはモチベーションが上がりにくいものでもあります。

反対に曲集は、弾いていて耳に残るメロディーや、強弱がはっきりして表現する場面も出てくる「弾いていて楽しい」曲が沢山入っています。

ただし、ピアノ初心者が教本より先に曲集を見ても、どうやって指を動かしていいかわからない部分が多く出てくるはずです。

まずはある程度まで教本に取り組み基礎をつけ、曲集に弾けそうな曲がでてきたら併用するのがベストです。

「聴いたことのある曲」が演奏できるようになると自分の成長を感じ、達成感を得られます。

ピアノは継続して自己練習をすることが重要なので、モチベーションを上げて日々の練習に「演奏する楽しさ」をプラスしてあげることが上達の秘訣です。

楽譜選びで注目するポイント

レッスンに通うのであれば、ピアノの先生がおすすめの教本や曲集を教えてくれるので、最初はおすすめの楽譜を使用してみましょう。

すこし難しく感じる楽譜でもレッスン時に先生から細かい説明を受けるため、心配する必要はありません。

独学でピアノを身につけたい場合、まずどんなジャンルの曲を弾けるようになりたいのか考えることから始めます。

どのジャンルでも、私はバイエルは1冊持っていることをオススメします。

なぜなら多くの初心者向け曲集には「バイエル併用○~○番程度」など書かれており、バイエルの○番くらいの難易度の曲が弾ければこの曲集の難易度と同じくらいという目安になるからです。

初心者に向けての解説文章がたくさん入っている楽譜も沢山ありますが、使われている楽譜は同じ難易度が何曲も入っているわけではなく、様々なパターンの解説が載っているため進みが速い場合があります。

ゆくゆく好きな曲を何曲も弾いてみたかったり、チャレンジしたい大曲があるようならばしっかり反復して基礎がつくバイエルはおすすめです。

特に、購入に戸惑うかもしれませんが、子供ようのバイエルは説明が噛み砕いて書いてあるためわかりやすいので独学で練習するなら心強い楽譜です。

1人で練習していると必ず出くわす「この記号は何だろう」や「指どうやって動かせばいいのか」といった疑問が出てきますので、わかりやすく解説してあったり、指と鍵盤の絵で説明がある楽譜など

クラシックのピアノ曲を弾いてみたいのであれば教本1冊と、「大人のための○○」や「初心者でも弾ける○○」といった曲集があるので好みの楽譜を選びましょう。

ジャズやポピュラー音楽を演奏してみたいという方も、最初は教本で基本を知っておくことで、よりコードの進行なども理解しやすくなります。

まとめ

大人がピアノを学ぶ一番のメリットは、指示されている内容をすぐに理解できることです。

そのため、簡単な曲であればあまり練習しなくてもすぐに弾けてしまうともいえます。

ただ、せっかくピアノを始めるのであれば導入のうちも丁寧に何度も弾いてから次のステップに移るようにしましょう。







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