ピアノの上達は小学生からが勝負!練習する時間帯にも秘訣あり

ピアノを始めるタイミングは一人ひとり違いますが、幼児期や小学生でピアノのレッスンに通い始めるお子さんがとても多いです。

しかし、幼児期はまだ指の骨やまわりの筋肉の発達がまだしっかりしていないため、演奏をすることは小学生から本格的に始まります。

せっかくピアノ教室にお子さんを通わせるのであれば、成長してからも音楽を楽しめるようになってほしいですね。

中学校にあがるころまでに有名な曲が弾けるようになれば更に良いです。

ピアノを学ぶときに一番成長する小学生の時期に、家庭ではどんな工夫をしてピアノ練習をすればいいのかまとめました。

小学生になったら考えること

小学生になると、学校で伴奏をする子もいればレッスンまでに家庭学習で上達するのが難しい子もいて一人ひとりの演奏力には既に差があります。

子供だから周りの目をあまり気にしないだろうとういうのは間違えで、いくら普段元気な子供でも、保護者が気づいていないところでやる気が降下していることもあります。

自分が弾けないときに「私も同じくらい弾けるようになりたい」とポジティブに考える子もいれば、「自分より上手い子がいるから嫌だ」「自分は才能がないから練習しなくてもいい」と思う子もいます。

子供は4,5歳のうちから自分が弾けないときに気づくことができるので、保護者の方が「お友達はちゃんと弾けるのに」という言葉をかけるとさらに追い討ちをかけてしまうのです。

嫌いだと思ってしまうと練習してもすぐに違うことへ興味、関心がいってしまうので、集中して練習できません。

ピアノ嫌いは慢性化すると子供も保護者も辛くなっていきますので、声かけには十分注意しましょう。

練習時間と保護者の役割

ピアノ上達には言うまでもなく、毎日の練習が必要です。

ただ、低学年のうちから毎日自分で好んで練習をする子供は多くありません。

他の家庭の子供が自分から練習するという話を聞いて、自分の子供はピアノが好きじゃないのではないかと思う保護者の方もいますが、練習を自分からする子の方が断然少ないのです。

そういった子供達が自分から練習するようになったのは、偶然や才能よりも保護者の方針や協力が関係してきます。

ピアノがうまい子、自分から練習する子などピアノ練習がうまくいっている家庭には共通点があります。

・アメとムチの使い方がうまい

・他の子供と比べない

・先生の指示をしっかり聞く

・練習時間の設定がうまい

ピアノの先生は厳しい先生もいれば、怒らずに子供のペースで進めてくれる先生もいます。

レッスンで厳しい先生に習っている場合は、保護者が一緒になって怒るよりも褒める言葉を増やしてあげたり、甘い先生であれば保護者が少し気を引き締めてあげるなど調節が必要です。

単純なことではありますが、練習を沢山してからレッスンに行けたときにはレッスン日の夕食を子供が好きなメニューにしてあげたり、子供の好きなキャラクターのシールをあげるといったことも効果的です。

また、演奏を聴いて周りの子供と比べて弾けなかったと感じても、ピアノは練習すれば必ず上達するので伸びた部分に気づいて褒めてあげることが重要です。

過去にピアノを習っていた保護者の方は、細かい部分を口出ししたくなる方も多いのですが、先生が「ここを練習してきて」と言っているのに他の部分ばかり指摘していると子供が先生の言うことを聞かなくなります。

どれだけ保護者がピアノを弾けたとしても、指導者が2人いる状態は好ましくありません。

練習時間の設定は、休みの日にまとめて長時間練習するよりも毎日コツコツ練習するほうが効果的です。

毎日見てあげるのは難しいと思っても、3、4年生くらいまで練習のときに一緒にいて褒めてあげたり「さっきの部分もう1度弾いてみよう」といった声かけをしてあげましょう。

忙しければ10分だけでも練習しておくと、弾かないで次のレッスンを迎えたときに比べれば指がスムーズに動きます。

まとめ

個人のレッスンでは他の家庭の練習事情をよくわからないで発表会を迎えて、同じ学年の子供の演奏を聴いてビックリすることもあります。

ただ、レッスンを始めたタイミングや毎日の練習量、家庭で使っている楽器が違えば上達に差があるのも当たり前で、他の子と比べてもしかたありません。

なるべくポジティブな声かけで、練習好きな子に成長するよう見守りましょう。

ピアノの上達には保護者の協力が重要です。







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