音楽の基礎が詰まったクラシック曲を自分でも演奏してみたいと、大人になってから独学で練習を開始する方も大勢います。
これから独学でピアノの練習を始めて、誰もが聞いたことのあるクラシック曲を練習したいと思ったときにはどんな練習をすればいいのでしょうか。
ピアノを弾くときの手の形や力の強さなど、独学ではわかりにくい部分も多いクラシック曲を練習するときの注意点をまとめました。
独学で見落としがちな部分
クラシックの楽譜はポピュラー音楽のピアノコード譜とは違い、一つの楽譜に書かれた情報量が多く「この弾き方でも弾けたからいいや」と自分流の弾き方になると難しい曲になった時に対応できなくなります。
独学は自由に練習できるメリットがありますが、自己流にしないほうがいい部分は…
・指番号
・テンポ
・手の形
・表現を表す記号
好きな曲をアレンジして弾きたい場合でも、まずは楽譜に書かれた指示の意味を確かめてからピアノで弾いてみるようにしましょう。
練習方法
最初は初心者用の説明がついているバーナムやバイエルといったピアノ教本を使用して指番号を性格に弾く癖をつけましょう。
伴奏が曲によってまったく違うように見えるクラシックの楽譜でも、身につけた指の動きを参考にすると弾ける曲も沢山あります。
違う指で弾く癖がついていると他の曲で応用が出てきたときに、指が届かなかったり、足りなくなってしまうので気をつけましょう。
テンポは数字で書いてあるものは、メトロノームで指示された速さ(インテンポ)で弾いてみます。
自分が感じた曲のイメージではゆっくりの曲が、実はテンポの速い曲ということもあるのです。
アレグレットやアンダンテなどイタリア語で示されている場合は意味を調べるだけでなく、プロのピアニストの演奏を聴いてみましょう。
同じ曲でもピアニストによって速さは違いますが、指示を無視しているわけではなく、言葉の幅が広いのです。
ピアノを弾く手の形はよく「卵型」などと言われていますが、実際はそこまで卵型というわけではありません。
この手の形も動画サイトやTV、DVDなどでチェックしてみてください。
ただし、一般の方がアップロードした動画では正しい手の形とはかけはなれたものもあるので注意が必要です。
まとめ
最近は初心者用の教材にCDやDVDが付録されているものも多く、丁寧な解説を確かめることもできます。
ある程度難しい曲が弾けるようになるまでは教本の通りに弾けるように、よく楽譜を読む癖をつけましょう。
いきなり有名な曲を練習しても間違いというわけではありませんが、基礎の教本を使った練習は上達の近道となります。
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