子供のレッスンでピアノの上達が遅いと感じたら試す3つのこと

ピアノの発表会や学校行事で他の子供が演奏している姿を見て、自分の子供はピアノ上達が遅いと感じたことはありませんか?

普段は他の家庭の子供がどんな曲を弾いているのか、演奏を聴く機会があまりない保護者の方は年に数回あるかないかの行事で気づくこともあります。

他の子供と比べて「もっと練習をしなさい」といっても、急に子供が練習熱心になるわけではありません。

上達が遅いと感じたとき、試していただきたい3つのことについてお話します。

なぜ上達が遅れたのか

ピアノは地道な練習をコツコツと続けることで上達します。

レッスンに行き始めたタイミングが遅かったり、子供の興味があまりピアノに向いていないと上達が遅いのは言うまでもありません。

また、学校行事で他のピアノ教室に通う子供の演奏を聞いて上手いと思っても、先生が優秀な場合もありますがそれ以上に保護者が熱心という場合が多いです。

1年前と比べて飛躍的に成長している子供は、レッスンを2コマとっていることもあれば、毎日グランドピアノで練習しているなど練習環境が整っている場合もあります。

同じ1コマのレッスンで家のピアノがアップライトでも、必ずレッスンを見学して自宅で子供が練習するところにも必ず見てあげる保護者もいます。

お母さんだけでなく、お父さんやおじいちゃんおばあちゃんも子供のピアノ練習に協力してあげると上達には効果的です。

反対に、保護者が多忙であまり子供の練習につきあってあげられていなかったり、仕事から帰ってきて親子共につかれた夜に練習をしている場合、兄弟がいて子供が練習に集中できる環境にない場合は共通して上達は遅いです。

そんなことを言っても、生活を急に変えるのは困難です。

全てではなくても、保護者ができる範囲で練習環境を整えてあげるだけでも変化が期待できます。

優先的に試すこと

最初に言ってしまいますが、トップクラスに上達が早い子と同じペースで上達を望むのであれば、その家庭と同程度の環境は整える必要があります。

しかし、自分の子供だけ上達が遅い場合は次の3つを試してみましょう。

・「練習しなさい」「何で弾けないの」といった叱る言葉の回数を減らして褒める回数を増やす

上達が早い子供の家庭でも厳しく怒る保護者もいますが、よくよく見ていると褒めるときもびっくりするくらい褒めます。

叱っている場面は印象に残りやすいので怒っているイメージが強くなりがちですが、アメとムチの使い方がうまいので子供は上達します。

怒っている回数が圧倒的に多かったり、厳しく言ったあとのフォローが甘いと子供はレッスンの音楽的な内容よりも、怒られない方法を模索するようになってしまいます。

大人は練習をしないで弾けないから怒っているのだとしても、子供はなぜ怒られているのか理由まで明確にわかっていない場合も多いのです。

・誰でもいいから練習に付き合う

習い事はお母さんが担当していたり、時にはお父さんが率先してレッスンに通わせているなど家族の役割がある家庭は多いです。

ただ、お母さんだけ熱心でもお父さんが全く関心がないと、練習を一緒に見てあげようとおもっても忙しくて時間がとれない日も出てきます。

特に兄弟がいる場合、1人を放置して練習に付き合うことはほぼ不可能なので、どうしても練習する集中力がきれてしまいます。

まだ基礎がしっかり身に付く前の小学校低学年くらいまでは1日練習できないだけでも、次回のレッスンで思うように弾けないことも多いので毎日練習をするためには家族の協力が不可欠です。

お母さんやお父さんが1人で練習につきあっている場合は、すぐに協力してもらうことは難しいですが根気よく家族に説得してみんなで練習を見守っていける雰囲気を作りましょう。

・使っている楽器を見直す

周りの子が使っている楽器も電子ピアノで、自分の子供も電子ピアノだからといって安心している場合は要注意です。

電子の楽器はメーカーや種類も豊富で、電子ピアノの中でも練習して上達しやすいものと上達しにくいものがあります。

使っている楽器の金額までは聞きづらいし、聞き出しやすい人がつかっている楽器が上達しやすいものとはかぎりません。

具体的には10万以下の電子ピアノと20万近い電子ピアノを使っている子供ではどちらも幼児からレッスンを始めていたとしても小学校4,5年生になったときには差がひらいています。

実際のピアノを触ったときの音や表現から練習するときの集中力、最悪指の形が変わってしまう子も少なくありません。

一般的に子供の家庭練習で使われている電子ピアノは、金額が15万~30万程度のものなので参考にしてみて下さい。

まとめ

ピアノに限らず、勉強やスポーツでも保護者の理解と協力がないと上達は困難です。

子供の上達が遅いと感じた場合、まずは子供の周辺から変化させて自然と練習しやすい雰囲気をつくることが大切です。







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