ピアノの低音を主に弾く左手は、楽譜に書いてある音符を間違えないように弾く以外にも重要なテクニックが必要です。
音が大きくなりすぎたり、分散して弾くアルペジオがきれいな粒にならないなど左手の動きが演奏のできに左右する場合も多いのです。
独学で左手の演奏が上達したい場合、どんな練習をするのが効果的なのでしょうか。
毎日の練習に取り入れる左手練習についてまとめました。
左手練習の重要性
独学でピアノを始めて両手弾きにさしかかると、片手づつの練習がおろそかになりがちです。
両手で弾くと今まで物足りなかった音楽が、急に華やかになるので無理もありません。
しかし、右手パートと左手パートは片手づつしっかり弾けるようになってから両手で合わせるようにしないと、間違えた音をそのまま練習して間違ったまま完成したつもりになってしまうことがあります。
独学ではレッスンで先生から音が違うと指摘されるわけではないので、片手づつの練習をしっかりしましょう。
また、ピアノの構造上、低音は弦が長くて太いので、高音と同じ力の強さで引いても音が長く大きく響きます。
特に和音で弾く場合はメロディーが際立たなくなってしまうので、左手をコントロールすることは重要です。
左手が上達する練習方法
独学で左手の上達を目指す人に、試してほしい練習方法は主に3つあります。
・音階練習
・リズム練習
・練習曲を片手づつ弾く
音階練習やリズム練習はメロディーを弾く右手の上達にも役立つ練習方法です。
音階ごとの運指が無意識にできると、多くの曲がスムーズに弾けるようになります。
ハノンを使用した音階練習はただピアノを弾くだけではなく、スタッカートで引いたりメトロノームでテンポを設定して練習することも重要です。
楽譜通りのリズムだけでなく、さまざまなリズムを取り入れて弾いてみましょう。
練習曲も、あえてすべてPP(ピアニッシモ)で弾いたりff(フォルテッシモ)で弾くなど指の力を意識して様々なパターンを試すと効果的です。
まとめ
音階練習やリズム練習はやりはじめるとキリはないのですが、日替わりで毎日少しづつ他のパターンを試してみましょう。
独学だからといって、ピアノは鳴らすだけではもったいない。
自分が曲から感じ取ったことを音に反映できる演奏は、聴く人の心を動かします。
1回や2回ですぐに効果が出るわけではありませんが、半年後、1年後に自分のピアノ演奏で実感できるようにコツコツ取り入れることがオススメです。
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