ピアノを始めてすぐは今までしてこなかったような指の使い方に慣れないものです。
なるべくスムーズに指を動かしたいとき、ある程度上達してきた方はハノンでの指練習などを取り入れますが、まったくの初心者でもすぐにできる指運動もあります。
昼夜とわず空き時間に簡単にできる方法もあるので、ご紹介します。
ピアノで行う指の運動
ピアノを習っている人、昔習っていた人に指練習は何をしていたか聞くと大抵「ハノン」と返答します。
ハノンは様々な調の音階を低音から高音にむかって4オクターブ引き、折り返して低音に戻ってくるスケールの練習と呼ばれるものです。
一本一本の指をコントロールするためにも、運指を身につけるためにも有効なのである程度ピアノが上達したらとりいれたい教材です。
しかし、ピアノ初心者でまだ運指になれていないうちに様々な調を両手で弾こうと思ってもつっかえつっかえになってしまってそれだけで練習時間が過ぎてしまいます。
まずは、1オクターブでドレミファソラシドを弾く練習から初めて2オクターブへ増やす練習がお勧めです。
何も考えず引くのではなく、一本一本の指をしっかりあげてひいたり、反対に鍵盤から近いところで押し込むように弾く、スタッカートで弾くなど様々な弾き方を試してみましょう。
爪と指の腹の部分で鍵盤を叩くこと、指の付け根の山形になっている骨や指の関節がペコっとへこまないようにチェックしながら弾くのがポイントです。
どこでもできる指の運動
初心者の方にぜひ取り入れていただきたいのが、どこでもできる指の運動です。
ピアノはメロディーと伴奏を両手で弾くことも多いのですが、初心者の方は利き手ではないほうの指を動かすことに慣れていません。
苦手な手の指を一本ずつ動かす感覚をつかみましょう。
方法は…
1.両手の指先同士(ピアノの鍵盤に触れる爪と指の腹の間)を合わせてくっつける。
2.他の指が離れないように気をつけながら、左右の親指をグルグルと5回転させる
3.回転させていた指を反対周りで5回転させる
4.同じように、人差し指、中指と順番にすべての指を回転させる
慣れないうちは中指、薬指がうまくできない方も多いのではないでしょうか。
最初はゆっくりから初めて、徐々にスピードアップをしてみましょう。
まとめ
初心者のうちは楽譜の進みも速く、ミスタッチもすくなく次々と新しい曲にチャレンジすることができます。
しかし、先に進むペースが速いと指を別々に動かす力やしっかりとした手の形が身につかないまま進んでしまい、楽譜が難しくなったときにつまずいてしまいます。
指の練習を取り入れることは、指をコントロールして新しい曲を弾きやすくなるためにも大切です。
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