大人になってからピアノを始めた初心者の方は練習が生活リズムに合わないと、なかなか先に進めずモヤモヤする方も多いのではないでしょうか。
覚えることが多い初心者のうちに基礎が身につかないと、練習のたびに思い出す時間がかかり効率的な練習が難しくなってしまいます。
あまり時間がない大人初心者でもスムーズに上達する練習方法をご紹介します。
練習時間の確保について
ピアノで効率的に練習をしようと思ったら一番良いのは毎日練習することです。
定年退職や子供が独り立ちして時間ができたという方は毎日の練習を日課にすることで、生活にメリハリができるので1日1時間以上の練習時間を設けても良いでしょう。
仕事や家事で忙しくて毎日そんなに長く練習が出来ないという方は、毎日数分鍵盤に触れるようにして週末に長めの練習時間をとるのも一つの方法です。
レッスン前や週末だけ練習をする練習方法では、前回練習したときに身についていたことから忘れてしまっている部分も多くなるので毎日1回だけでも前回練習した部分をおさらいしてみましょう。
新しいことに挑戦するには時間がかかるので、楽譜の先を練習したり次の段階に移るのは週末にとっておくと長続きします。
タイミングは夜よりも朝や夕方がお勧めです。
夜のリラックスタイムに練習をしようとしても、身体が疲れていたりテレビや他の趣味に興味が移っていて「今日はいいか」となんとなく練習に力が入りにくいためです。
夜に練習をしたい場合には「夕飯」「お風呂」「歯磨き」など毎日必ず行う生活習慣にくっつけて、夕飯食べたらそのままピアノの前に行くなど決めて習慣づけてみましょう。
目標を立てる練習方法
ピアノの練習には指の運動、右手の練習、左手の練習、両手の練習、表現をつけるなどいくつかの段階があります。
初心者のうちはあまり指の運動をしていないかもしれませんが、大人でも指の運動となる音階練習は毎日行うことでスムーズに弾けるようになります。
時間がない場合はドレミファソラシドの1オクターブだけでも良いので一本一本の指をしっかり動かして強い打鍵、弱い打鍵で準備運動をしてみましょう。
毎日数分だけ行う練習では「今日は右手のこのページだけ練習をしよう」「テンポを上げて弾けるようにしよう」など明確な目標を作って練習すると効率的です。
目標を設定していなかったり、大きすぎる目標だと想像以上に時間がかかってしまうので時間があまりとれない日に「今日は30分しか時間がとれなそうだから無理だ」と時間が足りないと感じやすくなります。
実際は10分や15分でも上達する場合でも、必要以上に練習時間を見積もってしまうと結局練習しないという日が続いてしまいます。
時間がかかりそうなことはたっぷり時間がとれるときに後回しにしておきましょう。
短時間の練習で多少物足りないほうが、週末に練習するモチベーションが上がる場合も多いのです。
まとめ
大人のピアノ初心者は理解が早いため、テキストが進むペースも子供の倍以上早くなります。
最初はぐんぐん上達するので次へ次へと駆け足で時間を忘れて練習ができるのですが、ちょっと難しいことが出てくると急激にペースダウンしてしまいます。
大人初心者が長く楽しみながらピアノの上達をするためには、無理のない練習計画と習慣をつけることが大切です。
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