ピアノで弾きたい曲があるのに手が小さい場合の練習方法は

女性や子供で手が小さい場合、いくら手を大きく広げても届かない音がでてきたり、手に力が入ってしまうケースもあります。

手の大きい人が周りから「手が大きくてピアノに向いてるね」と言われているのを聞いてちょっと不安になったり…

しかし、安心して下さい。

超絶技巧を弾くようなプロのピアニストでも手が小さい方はいらっしゃいます。

ピアノで弾きたい曲があるのに、手が小さくて弾けない場合に行う練習方法についてお話しします。

時間をかけて広げていく

キーボードで練習をしている場合、家ではうまく弾けるのに教室に行ったら弾けないという方もいます。

ピアノは鍵盤の幅が決まっているのですが、キーボードはピアノよりも幅が狭くなっているものもあるので慣れてしまうと実際のピアノで弾くときに慣れないと感じる場合があります。

手が小さい場合でもなく、鍵盤が広く感じるという方、ゆくゆく学校でピアノを弾く機会などがある子供は特に自宅での練習に使う楽器の見直しが必要です。

子供のうちに手が小さい場合は無理に広げるよりも、弾ける曲を練習したり指番号を変えて練習するようにしましょう。

成長して手の大きさが変わらなくなってきたのにまだ鍵盤が広く感じるという方は、手のストレッチをしてみましょう。

ピアノの先生や長くピアノを弾いている方に手のひらを大きくパーにしてもらうと、一本一本の指が大きく開くのがわかると思います。

指が短くて手が小さい場合でも、指の一本一本が独立して広げられると遠くの鍵盤まで届くようになります。

ただし力任せに引っ張ったり、長時間ストレッチしすぎると手を痛めてしまうので無理なく行うようにしましょう。

ピアノを弾く前に毎日少しのストレッチ

初めて手のストレッチをするときに思い切り手をパーにしようとすると、指がピーンと伸びて力が入ってしまうと思います。

この手の形で鍵盤を叩いても、力がコントロールできずに繊細な表現は難しくなってしまいます。

曲中で実際にオクターブより広いような音を同時に鳴らす前に、毎日手を空中で思い切りグー、パー、グー、パーと閉じたり開いたりしてみましょう。

このストレッチでは指と指をつなげる筋が固くなっていたのを伸ばす柔軟運動のような役割があります。

また、遠くの音を同時に弾くとき指がフニャフニャしていると芯がある音がでませんが、今までよりも手を大きく使うためには手の形をキープする筋肉が必要です。

手を大きく開いた状態で、テーブルを軽く上から押すようなトレーニングも有効です。

このとき手の甲になるべく力を入れず、指先だけ固くするようなイメージで行いましょう。

手の甲に筋がたくさん浮かび上がっているのは力が入ってしまっている証拠です。

それでも弾けないとき

手のストレッチやトレーニングは1日2日くらいですぐに効果が出るものではありません。

毎日継続して行うことで少しづつ感覚をつかみ、気づいた時には当たり前になっていたという感じです。

手が小さい場合でも今すぐ弾きたい曲がある場合は、思い切って自分で弾ける音域にアレンジしてみるのも一つの手です。







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