ピアノが上達して両手になったら気をつけたい3つのこと

みなさんはピアノの練習をどのようにしていますか?

ピアノが上達して曲を弾けるようになって楽しい瞬間は、両手で演奏できるようになったときではないでしょうか。

しかし、両手奏をするようになると陥りやすいピアノ上達の妨げになる練習方法があります。

両手で弾くようになったばかりの人が、これからも楽しんで練習ができるために気をつけたいことを3つにまとめました。

両手で弾くようになると…

今まで片手づつ練習してきたものが両手で弾けるようになると、曲の全体像が見えて表現したい気持ちが先走ってしまうことがあります。

両手の練習が始まって1曲目はまだ慎重に練習していても、2曲目、3曲目と数をこなすうちについついないがしろにしてしまうのは片手ごとの練習です。

そんなときに気をつけたいことは次の3点です。

・片手づつ行う譜読みを正確にする

・練習を始めるときには毎日片手から

・うまく弾けない部分は何度も片手で練習する

両手で弾くようになってすぐは、まだ簡単な楽譜なので最初から両手で合わせて弾くこともできなくはありません。

ただし、曲が難しくなる前に片手づつ練習する習慣をつけておかないと、音の間違いに気づかなくなったり、和音がバラバラと同時に鳴らないなど、ゆくゆく問題に遭遇します。

指づかいを指定する数字にもしっかり気をつけて、正しく弾く習慣をつけることで曲が難しくなっても対応できるように上達します。

それでも片手練習は嫌い

両手の曲を弾くときには練習をいくつかの段階にわけて行います。

ピアノのレッスンに通っている場合は大抵、先生から「次までにここを練習してきて」という指示が出ます。

見開き1ページの曲であれば、右手と左手で片手づつ練習する以外にも左のページと右のページに分けて練習する上達方法です。

最初から1曲まるまる課題に出してしまうと、弾けない部分を適当に弾く癖がついてしまったり、音を間違えたまま練習することが増えてしまうからです。

間違えた練習を何度も繰り返すと、身体がその音を覚えて正しいものに直すことが難しくなります。

また、目標を細かく設定することで練習の達成感をこまめにつくることで上達を促します。

先生が宿題にするのは1週間使ってできるようになる部分ですので、宿題を7等分して1日目はこの2小節を重点的に、2日目は次の2小節を練習するといった具合に自分でさらに細かくすることもできます。

両手の練習が始まったときも、最初から一曲の単位で両手にするのではなく、ページ半分や4小節、8小節ごとにわけて練習するとピアノの上達に効果的です。

片手練習ばかりで飽きてしまったときには、最初の部分だけ両手で弾いて「早く両手が弾きたい」という気持ちをモチベーションにつなげましょう。

まとめ

早く曲を仕上げたいという焦る気持ちで、細かい譜読みや反復練習をおろそかにしてしまうとかえって正確に弾けるまでに時間がかかってしまうこともあります。

片手づつ、小節をくぎって練習する方法を取り入れて「間違ったまま」を少なくすることで、難しい曲を弾くようになっても壁を感じずに楽しむことができます。

また、両手で楽譜を弾けるようになったらすぐに次の曲に取り組むのではなく、何を表現したいか意識して何度も弾くことでピアノを弾く基礎が固まります。







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