ピアノのコードをすらすら転回させる覚え方

ポピュラー音楽やバンド演奏でピアノのコード奏法をする時、コードを覚えてすぐに手を動かすのが苦手、覚え方がわからないという方も多いようです。

大人になるとクラシック曲だけでなく、コードを使用する曲を練習する機会も増えてきます。

自分が演奏したいコード進行を難しく考えずに、すらすら弾けるようになれば嬉しいですよね!

コードを転回させた弾き方と、覚え方についてまとめました。

コードの転回

コードの名前ともなっているルート(根音)を一番低い音にもってくるだけでは、演奏に無理が出ますのでピアノで演奏する場合は和音を変化させて弾きます。

例えばCのコードはド・ミ・ソですが、ミ・ソ・ドやソ・ド・ミもCのコードなので使えます。

このミ・ソ・ドやソ・ド・ミのようにC(ド)がベースではないパターンにして使うことを転回と言います。

特に左手でコードを弾いて右手がメロディーという場合、転回させないと左手の跳躍が増えて弾くのが難しくなります。

左手でコードを弾く場合は、今弾いている和音から指の位置をあまり変えない所で弾く音を選ぶとスムーズに弾くことができます。

転回したコードの覚え方

コードを転回した場合、一番低い音がコードの名前とは違う音になってしまいます。

例えばピアノを低い音からミ・ソ・ドと弾くと「ミ」が一番低い音なのですが、コードの根音がミになるわけではありません。

ミが一番下だからEのコードというわけではないので、ただでさえ覚える数の多いコードが余計に複雑に感じてしまうこともあるのです。

コードは弾く鍵盤がどこなのかわかる早見表が便利ですが、表の見た目だけの覚え方は転回したときに混乱しますので、どの音が使われているのか声に出して覚えるようにしましょう。

使われている音(構成音)がわかれば、早見表を見なくても徐々に自分で鍵盤を見て探せるようになります。

左手で弾いて構成音を把握すると、両手で弾くときにも探しやすくなります。

構成音を1つ残して次のコードを弾くような転回はすらすらと弾けるので、まずは手をあまり動かさなくても弾ける転回で慣れましょう。

まとめ

最初はぎこちなくても、同じコード、進行を様々な演奏パターンで何曲も弾いて口に出しているうちに使いこなせるようになります。

根気は要りますが、まずは自分が演奏しやすいコード、練習しているピアノ曲から転回させて何度も練習する覚え方に慣れましょう。

ピアノのコードは理論を把握することは大切ですが、最終的には感覚を掴み、手の形で覚えられるのがベストです。







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