ピアノを始めてからペダルを使う曲になるまでは意外と時間がかかるもの。
ようやくペダルを使う曲を演奏できるようになると嬉しいですよね。
ペダルを踏むとピアノの倍音がより重厚になって、とても美しい響きになります。
しかし、ペダルの踏み方次第では聴いている人が「おや?」と思うモヤモヤとした演奏になってしまったり、場合によってはピアノのペダルが痛んでしまうことも!
ペダルの踏み方も癖がついてしまうと直すのが大変でなので、なるべく初心者のうちから正しい使い方を心がけましょう。
ピアノ初心者が間違えやすいペダルの踏み方と、正しい方法についてお話します。
常に残響音がある演奏
ピアノ初心者だけでなく、長くピアノのレッスンに通っている方でもペダルの使い方に癖がある方がいます。
一つは、踏みかえが甘くて常に残響音があること。
初心者が主に使うペダルは一番右側にあるダンパーペダルで、踏んでいると手を鍵盤から離しても音が残る効果があります。
このペダルは踏むとピアノの弦を押さえるダンパーが離れるため、弦の振動がそのまま続くため音が続く仕組みです。
そのため、一回踏んだペダルから足を離して次の音を弾かないと前の音と混ざってしまいます。
足を離したつもりが、あまり足が上がっていなくて音が残ってしまうと残響音が常に鳴っているような演奏になってしまいます。
変な音がする
もう一つの間違った使い方は、ペダルを踏むときにガコッ、ガコッと変な音がすること。
ピアノを上から足踏みするように弾いているとこのような音がします。
正しくは踵を床につけ、つま先だけで踏むようにする使い方です。
足首に負担を感じるようであれば、床につける踵の位置を少し遠めにしてみて下さい。
上からペダルを踏んでいると演奏者が思っている以上に周りもペダルを踏む音がきになっています。
また、このようにペダルを使っているとペダル部分が壊れてしまうこともあります。
調律を依頼すれば大抵は直してもらえますが、壊れる前に使い方を変えましょう。
まとめ
ペダルを使った曲は沢山ありますが、近年では初心者のうち練習を電子ピアノで行う場合も多くなっています。
本来、ピアノはグランドピアノが基準となっておりアップライトが代用品だったため、グランドとピアノでも弾きごこちは別物と言えますが、電子楽器はさらに生ピアノとは違った部分もあります。
特に、手ごろの価格で手に入る電子ピアノの場合はペダルの位置が本物のピアノと若干違っていたり、重さや安定感も違っている場合もあります。
足首の角度や椅子の位置、高さによってもペダルが踏みにくいことがあるのでなるべく本番に弾くときと同じ姿勢で練習をすると癖はつきにくくなります。
ペダルの癖は自分では気づきにくいので、ペダルを使うような曲を弾くようになったら楽器や姿勢にこだわってみることをオススメします。
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