ピアノの練習というと子供の習い事のイメージが強いという方も多いようですが、最近では50代からピアノを始める方も大勢いらっしゃいます。
昔習っていて再開する方ばかりでなく、まったくの初心者の方も多いのですが、なぜ今ピアノが50代の方に人気があるのでしょうか?
これから何か趣味を見つけたいという方は必見、50代初心者でピアノを始める理由についてまとめました。
生活が安定して時間ができる
50代でピアノ初心者という方にお話を聞いているといくつか共通点があります。
女性であれば子供が親元を離れて自分の時間ができた、男性であれば今まで仕事ばかりだったがやっとまとまった時間がとれるようになったなどです。
今までピアノを習いたいと思っていても、自分のために時間やお金がかけられなかった方が50代になってようやく自分の趣味を見つけ始めることが多いようです。
反対に、時間にも金銭的にも余裕が出てきたのに今まで趣味がなかったので、家でテレビばかり見ていて飽きてしまったという方もいらっしゃいます。
座って練習ができるため、体力的に不安がある方でも楽しることや、頭をつかって考えたり指を右手と左手バラバラに動かすなど脳トレとしても魅力的なようです。
気軽に始められるようになったピアノ
昔はピアノを習うならば必ず、木でできた生のピアノを用意するのが当たり前でしたが50代初心者は電子ピアノから始めることも増えています。
子供のレッスンであれば成長する過程で無意識のうちに指の癖がついたり、鍵盤を叩く力が十分に得られないことも多く、繊細な指の動きで強弱をつけるクラシック曲を弾く機会も多いのでやはり生のピアノが一番良いです。
しかし、50代で初めて楽器に触れる方の多くは既に指の力があり、弾く曲もジャズや歌謡曲など自分の好きな曲を目的にされている場合が多いので最初は電子ピアノで始めて、必要性を感じてから買い換えることが多いのです。
また、大人のレッスンで先生が厳しく練習のノルマを決めたり、叱ったりということも少なくて趣味としてノビノビ練習できるような指導をされていることがほとんどです。
最近ではピアノ教室に通うだけでなく、独学で始められる50代初心者の方も多くいらっしゃいます。
独学の場合は書店や楽器店に、大人初心者向けとして人気の曲を分かりやすい説明をつけている楽譜が並んでいます。
視力が弱まっている方でも、楽譜によっては大きな音符で書かれているので読みやすく工夫がなされているものも多いのです。
DVD教材も人気で、1人では何から初めていいかわからないといった方には好評です。
まとめ
ピアノは誰かを誘って楽しむという趣味ではないので、予定を合わせる必要も気をつかう必要もありません。
好きなときに好きなだけ練習をして、練習しただけの成果が表れるものなので自分のペースで進めることができます。
今まで一歩が踏み出せなかったという方も、まずは無料の体験レッスンに行ったり、書店で初心者用楽譜を探すところから始めてみてはいかがでしょうか？
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