ピアノの練習に行き詰った上級者が試す3つの解決策

一般的にピアノはソナタに差し掛かったあたりからが上級者と呼ばれています。

曲が難しくなったことで、まったく曲が進まなかったり練習や演奏がうまくいかないと悩んでいる場合も多いのです。

自分なりの練習方法も見つけて周りから見れば「上手だな」と思われていても、本人からすれば「才能がない」と思い込んでモチベーションが下がってしまっていることも…

ピアノ上級者が練習に行き詰ったとき、壁をのりこえるための解決策をご紹介します。

上級者の悩み

ピアノ上級者の悩みで多いのは「自分への苛立ちです」。

わかっているのに楽譜の同じ場所で何度も同じ間違いをしてしまったり、もっと強弱をつけたい、表現したいと思っても気持ちが音に反映されないなどがあります。

その場合は音階練習やリズム練習の時間をしっかりとって、指をコントロールできるようになることや、楽譜を4小節、8小節ごとに区切って丁寧に「間違えた部分だけ」何度も正しく弾くように心がけましょう。

上級者の練習する曲は長い曲も多いので、曲を大きく捉えて練習しがちですが細かくわけて重点的に補強することで無意識の失敗を減らすことができます。

練習中に、昔やったことがあるはずの運指や弾き方が思い出せないことが増えてきたという方は、思い切って昔の教本に戻ってやりなおすと解決する場合もあります。

今まで先に進むペースが速かった方ほど基礎を忘れてしまっていることも多く、前の教本に戻っても1度やったことは思い出しやすくなっています。

また、どんな曲を弾いても同じような表現になってしまう、平坦な演奏になってしまうなど、演奏表現の壁にぶつかっている人もいます。

独学の場合だけでなく、レッスンに通っていたとしても何年も同じ先生、同じ練習方法でピアノを弾いていると気づけない本人の癖などがあります。

自分や先生は今までの練習で聴きなれて当たり前になってしまった部分も、他の先生が聞くと不自然に感じることがあります。

一番即効性がある解決策は、音楽仲間や上級者向けの講座やワンポイントレッスンを受講して他の先生から意見をもらうことです。

意見をもらうときの注意点

ピアノのワンポイントレッスンや上級者向け講座を他の先生から受講する際には、注意すべきことがあります。

通常時に習っている先生は「今はこれを身に付けてほしいから、他の部分はあえて後回しにしている」という場合もあります。

生徒がいつもと違う演奏をすれば、先生は変化に気づきますので必ず先に相談するようにしましょう。

「音楽大学の○○先生の特別レッスンが好評らしいので気になっている」など、前もって伝えておけば「私のレッスンでは不足なの?」と誤解されにくくなります。

また、音楽に詳しい知人に意見をもらうときの注意点は、知人よりも先生の意見の方が正しいこともあるということです。

優秀な先生は作曲家や国、時代の特徴をしっかり伝えているので知識がない素人からは癖と思えてもしっかり基本に忠実な演奏に仕上がっている場合があります。

まとめ

最近ではインターネットの動画サービスで他人のピアノ演奏が見れるようになり、同世代の人と自分の演奏を簡単に比較できます。

時にはびっくりするくらい上手な演奏をしている小学生の動画などもありますが、落ち込む必要はありません。

問題点を一つづつクリアにしていけば壁は乗り越えられます。







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