ピアノ初心者が憧れのノクターンを弾くためにすべきこと

ノクターンといえばピアノを弾いている人なら1度は弾いてみたい、ショパンのノクターンOP9-2を思い浮かべる方も多いと思います。

ピアノ曲に詳しくない人でも曲を聴いていれば知っている有名な曲だけあって、ノクターンが弾ける人はピアノが上手というイメージもあるのではないでしょうか。

しかし、意外と難易度的には中級程度の曲とも言われており、想像していたよりも早く取り組むことができたという方も多いのです。

ノクターンで印象的なキラキラと輝くような音や、表情の豊かさに挑戦するためには初心者のうちからできる準備があります。

いつか憧れのノクターンを弾くために、初心者がすべきことについてお話します。

指をコントロールする

ノクターンで難しい部分は左手の跳躍や右手の装飾音やトリルなど楽譜的な面もありますが、楽譜は基礎から地味に練習しているうちに弾けるようになります。

しかし、この曲の魅力であるロマンチックなメロディやキラキラした音を美しく弾くためには指先の繊細なタッチをコントロールする必要があります。

具体的にどう表現するかは弾く人次第なのですが、右手のメロディーを聴かせるためには左手の伴奏部分を抑えつつもしっとり粘るように、高音部は脱力した状態で粒を揃えて弾くなど使えるテクニックがあります。

どれも短期間で身につくものではなく、継続的に意識して練習することで身につくテクニックなので初心者のうちから挑戦してみましょう。

効果的な練習方法

初心者のうちは鍵盤を叩く指を支える、ピアノを弾くための手の筋肉がついていないことも多いので毎日の練習の中に指の運動を取り入れるのが効果的です。

お勧めしたいのは様々な弾き方で音階練習をする方法です。

音階をただ弾くだけではなく、指をしっかり上まで持ち上げて強く打鍵をするフォルテ、一音一音鍵盤を下に押し付けるようにして弾くフォルテ、反対に鍵盤からほとんど指を持ち上げずにできるだけ小さい音で弾くなどバリエーションがあります。

このときに意識してほしいのは鍵盤に触れる指の位置と指や手の関節です。

指の位置は爪と指の腹の間あたりで、鍵盤の下まで押し付けるように弾いたときに指の関節がカクっとへこまないようにしてみて下さい。

最初のうちはキープするのが難しくても、毎日行うことで支えられるようになります。

指先で支えられるようになると手首や腕、肩がリラックスした状態でも芯のあるピアノの音になるのでノクターンを演奏するときにのびのび表現できるようになります。

ノクターンに限らず左手はピアノの構造や和音で伴奏を弾くことから旋律よりも大きくなってしまいがちですが、和音を鍵盤の近くから弾くようにするテクニックが応用できます。

まとめ

始めたばかりで音階も難しいという方でも、指先をコントロールするための準備運動はドレミファソラシドの1オクターブから初めてみましょう。

ピアノのレッスンに通っていても地道な指の運動が苦手という方もいます。

こうした地道な練習はノクターンのようなゆったりと美しい曲を弾くときは特に効果を発揮しますので、ちょっとしんどい…と思ったら憧れの曲を聴いてモチベーションを上げていきましょう。

初心者のうちから先に楽譜を用意して冒頭のメロディーに挑戦してみると、早く挑戦したい気持ちも高まるのでおすすめです。







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