ピアノの自宅練習が嫌いな子供を変えるテクニック

子供がピアノ教室に通っている保護者が頭を抱える「子供の自宅練習嫌い」は、放置していると必ず「ピアノ行きたくない」につながります。

幼少期に自宅練習が嫌いな理由はいくつかあり、そのパターンによって有効な対処法が違います。

家庭で実際に使える、自宅練習が嫌いな子供を変えるテクニックをご紹介します。

子供が練習しない理由

子供が自宅練習をしない理由はいくつかパターンがあるので、なぜ練習を嫌がるのかチェックしてみましょう。

1.飽きっぽい

子供が飽きっぽい性格の場合、何分もピアノに座って同じことを繰り返すのが嫌になってしまいます。

とはいえ、子供の年齢が6歳未満であれば飽きっぽいのは性格というよりも子供の特性ですので、集中することができる子供が凄い学年です。

2.疲れている、眠い

保育園、幼稚園、学校から帰ってきてすぐや夜に練習をさせようとしても子供が楽器に座ることさえ拒むこともあります。

3.甘えたい

実は、練習してほしいのに子供がふざけてしまったり、言うことをきかなかったり、グダグダ動き始めない場合には共通点した理由があります。

お母さんが仕事をしている子供に多くみられるのですが、甘えたい気持ちがまだうまく伝えられないということです。

共働きの家庭やシングルの家庭では、保護者と子供が向き合う時間がどうしても少なくなるため、悪ふざけをしたら注意してもらえる(気が引ける)と思う子供もいます。

4.他にやりたいことがある

自宅のリビングや子供部屋に練習する楽器が置いてある場合、テレビの音や家族が他のことをして楽しそうにしていると子供は遊びたくなってしまいます。

対処法

飽きっぽくて練習ができない場合は、同じ練習ばかり繰り返すのではなく、何種類かの練習をちょっとずつ行うとうまくいきます。

例えば、曲を弾くこと、曲のリズムでカスタネットや手をつかってリズムを叩いたり、ジャンプしたりしてみる。

ドレミで歌ってみるなど、保護者が一緒に遊んであげている感覚で取り入れると効果的です。

子供が疲れてしまっていたり、眠い場合は練習を朝にさせると意外とうまくいくようです。

起きて、ご飯を食べて出かけるまでの時間に練習すると疲れる前に練習できるので自宅練習の習慣をつけたいときには効果的です。

眠い時間帯に練習しているときも、時間を変えることを検討してみてください。

甘えたい子供は保護者次第ではとても才能が伸びることがあります。

自宅練習をコミュニケーションの場として活用し、ささいなことでもしっかり目を見て沢山ほめてあげることが大切です。

休みの日に一緒に出かけてあげることも重要ですが、「成長している姿を見ていてくれる」と感じると安心する子供は多いものです。

遊ぶことが楽しくなってしまって練習をしない場合、家族が集まる時間帯をさけて練習時間を設けるか、家族が協力して練習中はなるべく音を出さないなど工夫が必要です。

小学校の高学年になれば、静かでゲームや漫画がない部屋に楽器を移動してあげると集中がしやすくなります。

まとめ

「練習をしない子供をレッスンに連れて行くのはお金の無駄」という保護者も少なくありません。

しかし子供の練習嫌いはピアノ自体が嫌いというわけではない、他の理由も沢山あります。

子供がピアノのレッスンに通うことはピアノの演奏だけではなく、コツコツ練習する継続の大切さや、発表会のときに人前で弾くときの緊張感の紛らわせ方、達成する喜びなど様々な角度から成長を促してくれます。

家族の協力で自宅練習嫌いがなおせるようであれば、一度試してみてはいかがでしょうか。







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