クラシックのピアノ曲を練習していて楽譜が読めるようになっても、ポップスの楽譜を見るとクラシックとは全く違う部分があります。
ポピュラー曲の伴奏は今まで使っていた教本にはなかった指使いであったり、メロディーの上にアルファベットがあったりとクラシックから入った人にしてみれば教わったことがない部分がでてくるのです。
でも、せっかくピアノが弾けるならポップスの曲も弾いてみたいですよね!
クラシックからピアノを始めた方がポップス曲にチャレンジするとき、上達するために行う練習方法についてまとめました。
難しく感じる部分
クラシック曲を練習している方は、クラシック曲であれば新しい曲を譜読みし始めても今まで練習してきた曲の応用である程度弾き方を予測して練習することができます。
クラシックからポピュラー曲にチャレンジするとき、譜面を見て難しく感じる部分は…
・リズム
・臨時記号
・コード
ポピュラー音楽はクラシック曲に比べてシンコペーションが多かったり、8分音符の途中に入る休符が不規則な曲も多くあります。
また、♯(シャープ)や♭(フラット)、ナチュラルが頻繁に使われており、臨時記号だらけの楽譜もあります。
リズムや臨時記号は時間をかけて練習していけば弾けるようになりますが、楽譜の上に書かれたAm7やEm7などのコードはクラシック曲の楽譜では見かけないものです。
この3つの違いに重点を置いて練習をすることで、ポップス曲もコツをつかんで上達するようになります。
ポップスの練習方法
ポップス曲の楽譜を弾く方法は2通りあります。
一つは譜面通りに弾く方法、もう一つはコードで弾く方法。
譜面どおりに弾く場合には、難しく感じるリズムをいきなりピアノで弾かずに手を叩いたり、鉛筆のような棒で机を叩くなどして先にリズム練習をするようにしましょう。
リズム練習のやり方は、片方の手を4分の4拍子や4分の3拍子などその曲の拍で叩き、もう片方の手で譜面上のメロディーや伴奏のリズムを叩くことで上達します。
臨時記号が多い曲は弾きながら考えるのではなく、臨時記号が多い小節を重点的に先に練習します。
コードで弾く場合は先に、コードの勉強をしておきましょう。
コードでスラスラ弾けるようになると、曲を自分の好きなようにアレンジしたり、他の曲も応用して弾けるようになるなどメリットがあります。
弾きたい曲が難しいコード進行の場合もあるので、簡単なコード進行を覚えて使えるようになってからチャレンジすると上達しやすいのですが、どうしてもその曲をコードで弾きたいという場合はコード早見表を活用しましょう。
コード早見表では、そのコードの弾く音がピアノの鍵盤に示されているので重宝します。
まとめ
ポップスの楽譜は曲集だけでなく、流行の曲を特集する雑誌もあります。
コードの楽譜は最初は苦手と感じても、曲数をこなしていけば手に馴染んで上達するので積極的にチャレンジしてみましょう。
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