ピアノが上手い人の弾き方から学ぶ手の形

ピアノのレッスンへ通っている方は特に気になる手の形。

手の形に癖がある弾き方では、自分の出したい音や表現ができなくなってしまうこともあります。

しかし、いくら言葉で「力を抜いて」「手は丸く」など言われてもすぐに正しい手の形ができるわけでもなく、身につきにくいものです。

手の形を直すためには、プロの演奏動画が大変参考になります。

演奏動画を見るときにチェックするポイントと、コツをご紹介します。

動画サイトで見てみる

ピアノの手の形を言葉だけで教えるのはとても難しく、間違って伝わってしまうこともあります。

例えば手の甲が下がりすぎているときに「まんじゅうを潰さないように」や「卵が入っているような形」と先生に言われても、反対に甲が高くなりすぎたり力が入ってしまうこともあります。

「もっと低く」と言われて下げすぎたり、形は近いけど鍵盤に触れる指先の部分が違っていることもあります。

そういった細かい部分まで分かりやすく見れるのが、動画サイトのスロー再生機能です。

ピアニストの手元が移っている動画を探し、スロー再生にして見るとわかりますが、手のひらに卵をつつみこむような弾き方をしていないことがわかります。

ピアニストによって弾き方や手の形にも個性が表れますが、自分の体格に似た方や好きな音のピアニストを参考にしてみましょう。

また、ポピュラー音楽やアニメ音楽などを演奏するピアニストに憧れている方も、ベースとしてクラシックのピアニストを参考にするのがおすすめです。

しっかり見ておくべきポイント

プロの弾き方から学べることは指先の使い方にとどまらず、椅子の位置や高さなどもあります。

自分が参考にしたいピアニストを見つけたら次の部分に注目してみましょう。

・椅子の高さ

・ピアノとの距離

・手首や肘の角度

・手の甲の高さ

・手や首の筋

・打鍵の指先

趣味でピアノを弾いている方はあまり椅子の位置や高さに気を使わないという方もいらっしゃいますが、ピアノが上手な人は発表会やコンクールなどの本番でも自宅と同じ姿勢で弾くことを大切にしています。

椅子が近すぎれば肘が自分の身体に当たり不自由、遠すぎればタッチが弱くなりがちなのです。

椅子の高さも高すぎると指先ばかり力が入り、低すぎれば肘から力が加えられず手首から先だけの音が出てしまうので手首や肘の角度などを参考にして自分に合った高さを見つけましょう。

また、プロのピアニストはいとも簡単そうに難曲を弾いているように見えませんか?

手の甲や腕を見てみるととても柔らかそうにも見えます。

それは、無駄な力を抜いて脱力して演奏をしているからです。

自分が演奏するときに腕や手の甲がガチガチ硬そうな筋が見えていたり、肩が上がってしまうという場合は脱力が必要です。

最後に

ピアノ演奏の表現には自分の個性が必要ですが、手の形がしっかりしていないと自覚がある方は表現よりも先に基礎的な弾き方を見た目から学んだほうがうまくいく場合も多くあります。

既に癖がついている場合に正しい弾き方をしようとしても逆に力が入ってしまったり、弾きにくく感じることもありますが焦らず時間をかけて治していきましょう。

レッスンに通っていて先生にアドバイスが聞けるのであれば、携帯電話の動画アプリなどで参考にしたいピアニストの映像を一緒に見てもらったり、気づいたことや間違った方向にいってしまったときにアドバイスをもらえるように事前に相談してみましょう。







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