ピアノの弾き方を変える脱力の仕方と気をつけること

ピアノで音域の広い曲を弾くときに腕が滑らかに動かなかったり、優しく弾く、激しく弾くなどの感情表現が思うようにいかないと思ったことはありませんか?

ピアノの表現は気持ちだけではなく、打鍵の強さや速さを調節して音に反映させる必要があります。

しかし体がこわばっていると音の粒がそろわなかったり力のコントロールが難しくなってしまうのです。

緊張した体をほぐし、滑らかな演奏や魅力的な音を出すために重要な脱力の仕方と、気をつけなければいけないことについてご紹介します。

勘違い脱力

脱力と聞いて全身すべての力抜いてしまうと、ピアノの音も力が抜けたような弱い音しか出なくなってしまいます。

先生から脱力するように指導があった場合、演奏しているときの肩が上がっていたり脇の下がギュっと締まっていませんか?

もしくは手首から先に力が入って、手の甲に筋ができている方もいるかもしれません。

先生達は身体に力が入っている生徒さん、もう少し力を抜いて弾けばもっと上達すると感じる生徒さんへ「脱力」と伝えているはずです。

自分にとって脱力が必要な部分を見極めて、自然な姿勢でピアノを弾くようにしましょう。

すぐ実践できる脱力の仕方

身体に力が入っているときにできる脱力の方法はいくつかあります。

普段肩が上がってしまったり、腕をのびのび使えない弾き方の場合は一度手を組み、手のひらを裏返して上に伸びてみましょう。

上の方まで力いっぱいのびたら手を放してダランと下まで落とします。

このストレッチは緊張していた肩や腕、背中の筋肉をリラックスさせてくれます。

また、手を前に伸ばしてブラブラと揺らすようにすると腕や手、指先の力を抜くことができます。

身体の力が抜けた状態でも真のある音を出す弾き方にするためには、指先をしっかり支えて鍵盤を叩くのがポイントです。

指を支える力がついてくると、手の甲に力が入っていなくても指先をコントロールできるようになります。

ピアノで音階練習などするときに指を大きく上げて弾く練習や、鍵盤を下の方まで押し込むような練習を取り入れると力がつくので取り入れてみましょう。

まとめ

ピアノの脱力は指摘された瞬間はなんとなく力を抜くことができていても、練習しているうちに慣れ親しんだ自分の弾き方にもどってしまいがちです。

1曲弾いたタイミング、または練習しているフレーズを弾き終わったタイミングなどこまめに意識してみましょう。

毎日継続して脱力を意識した音階練習をすることで、より自然体な弾き方で演奏することができるようになります。







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