最初に言ってしまうと、ピアノは独学でもどんどんうまくなる人もいれば、全然上達しない人もいます。
せっかく練習をしてもうまくならない人はにどんな共通点があるのでしょうか。
自分のピアノ練習を振り返って、あてはまるところがないかチェックし、対策方法をためしてみましょう。
独学でうまくなる人、ならない人の違い
ピアノが独学でうまくなる人には2通りのパターンがあります。
1つめのパターンは、コツコツ作業が得意な性格の人です。
ピアノの練習は楽譜を読んで弾く、譜読みから始まり、反復練習でミスを少なくして最後に表現に移ります。
その中でも反復練習は大きな割合をしめ、毎日コツコツ同じ部分を繰り返し弾くことが大切です。
この作業とも言える練習に苦を感じないタイプの人は、練習方法に大きな工夫をこらさなくても上達するのでピアノ向きと言えます。
もう一つのパターンはピアノ演奏の楽しさを経験している人です。
譜読みや反復練習など地味な練習が苦手という人でも、表現を考えて工夫をしたり、演奏を褒められた経験があると練習に対する意識に変化が出ます。
もっと上手に弾きたい、表現したいという向上心があると、苦手な譜読みや同じ部分の繰り返しをしていても「早く弾けるようになって、ここはこう弾きたい」と無意識に小さな目標をつくりやすくなります。
曲を完成させるという大きな目標だけではなかなか達成できずにモチベーションが下がりますが、すぐに達成できるような小さな目標を沢山つくることはで達成感が生まれます。
独学でうまくなるには練習を継続して行うことが大切ですが、自分のやる気がおきないと練習する気にもなりません。
随所に目標達成の楽しみを作っておくことは、独学でうまくなるためのポイントです。
独学でうまくなる人に変わるためのコツ
コツコツ作業が苦手な人でもきっかけさえあれば、もう一つのパターンである「演奏の楽しみを知っている人」に変わることができます。
とはいえ、受動的にきっかけになる出来事はそうありません。
変わりたいなと思ったら自分から行動をおこしてみましょう。
演奏を人に聴いてもらう
独学でピアノの練習をしていると、ライブ活動などしている人でなければ他人に演奏を聴いてもらう機会はほぼありません。
いきなりコンサートやライブをするのは勇気がいりますが、方法は他にもあります。
最近ではインターネット上に自分の演奏を動画や音源にして投稿する人が増えています。
投稿するサイトは様々で、youtube、ニコニコ動画などの動画サイトやツイッター、フェイスブックに投稿する人もいます。
また、スマートフォンのアプリで他の投稿者の演奏とコラボできるサイトもあります。
どれも顔を出す必要はないので、手元と音、もしくは音だけで投稿できます。
人の演奏を聴く
自分の演奏だけではなく、多くの演奏を聴くと表現によって曲の雰囲気が全然ちがう場合もあります。
自分ならもっと激しく弾きたい、優しくひきたいといった想像を膨らませながら聴いて表現したい気持ちを膨らませます。
得意な曲を弾く
一つの曲だけでなく、何曲も弾けるようになるのは楽しいのですが、譜読みと反復練習が多くなります。
完成した曲で得意なものを選び、練習がマンネリ化したときに弾くようにすると気持ちがリフレッシュできることがあるのでぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
独学でどんどんうまくなる人と、なかなかうまくならない人がいると書きましたが、一言で言えば練習が楽しめるかどうかです。
ご紹介した方法以外にも、練習が楽しくなりそうなことがあれば積極的に取り入れてみましょう。
集中力がどうしても続かない場合は、一度リラックスして身体を休めると短時間でも上達することがあります。
楽しみながら練習することに重点をおいて、練習を習慣づけましょう。
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